2010年02月28日

openSUSE11.2(KDE)にFirefox3.6をインストールする【前編】

openSUSE11.2(KDE)には、Firefox3.5が付属しています。
ただし、このFirefoxはopenSUSE用にカスタマイズされているもので、mozillaが配布しているものではありません。


そこで、今回はmozillaが配布しているオリジナル版のFirefoxの最新版(3.6)をインストールしようと思います。


Firefoxの最新版は以下のページで配布されているので、あらかじめダウンロードしておきます。

mozilla.jpのFirefoxのダウンロードページ
http://mozilla.jp/firefox/


まず、インストール作業の前にopenSUSE版のFirefoxを以下のように削除しておきます。


firefox-remove.png



続いて、ダウンロードしたFirefoxを以下の手順でインストールます。


1.端末を開き、ダウンロードしたファイルを解凍する。


・Firefoxは「tar.bz2」形式で圧縮されているので、ダウンロードしたファイルのあるディレクトリに「cd」コマンドで移動して、以下のようにファイルを解凍します。


firefox-kaitou.png


・解凍が成功すると、同じディレクトリにfirefoxという名前のディレクトリが出現します。このディレクトリには実行ファイルやライブラリ、アイコンなど、firefoxで使用するすべてのファイルが入っています。


2.Firefoxのディレクトリを管理しやすいところに移動させる。


・ただ使うだけならこのまま解凍したディレクトリにある「firefox」というファイルを実行すればよいのですが、頻繁にアクセスするディレクトリに保存しておくと、誤って消してしまうなどのトラブルを起こしかねないので、管理しやすいディレクトリに移動させておきます。

・私は、手動でアプリケーションをインストールしたときには「/usr/local」ディレクトリにおいておくことにしているので、今回もこのディレクトリに移動させます。
ただし、このディレクトリは、ルートユーザのみが読み書きできるように設定されているので、ルートでログインしてから「mv」コマンドを使って、以下のようにディレクトリを移動させておきます。


firefox-move.png


3.起動しやすいようにパスの通ったディレクトリにシンボリックリンク(ショートカット)を作成する。


・このままの状態では、端末で起動するときやショートカットを作成するときにパスを入力しなければならないので、少し面倒です。
そこで、パスの入力を省略するために、「ln」コマンドを使って「/usr/bin」ディレクトリにシンボリックリンクを作成しておきます。(他にもパスの通ったディレクトリはありますが、分かりやすいように今回はopenSUSE版「firefox」の実行ファイルのあったところにしました)



firefox-slink.png


4.デスクトップにショートカットアイコンを作成する。

・マウスクリックでfirefoxを起動できるようにするために、デスクトップにショートカットアイコンを作成します。
KDE3ではデスクトップ上のどこでも、右クリックメニューからショートカットアイコンを作成することができましたが、KDE4になってからは直接デスクトップ上にアイコンを作成するのではなく、「フォルダビュー」という半透明の板の上にアイコンを作成するようになっています。
そのため、新しいアイコンは「フォルダビュー」をデスクトップに表示して、以下の手順で行います。
(なお、フォルダビューは「デスクトップ上で右クリック>>ウィジェットの追加>>フォルダビューを選択」で表示できます)


(1)「フォルダビュー」の上で右クリックしてメニューを開き、「新規作成>>アプリケーションへのリンク」をクリックしてウインドウを開く。



(2)開いたウインドウの各項目を入力する。


・開いたウインドウには、「一般」、「パーミッション」、「アプリケーション」の3つのタブがありますが、まずこのうちの「アプリケーション」タブを開き、以下の項目を入力します。


名前:アイコンの下に表示される名前

・アプリケーションの名前を入力します。


説明:パネル上のショートカットアイコンにマウスカーソルを合わせたときに表示される説明



コメント:デスクトップ上のショートカットアイコンにマウスカーソルを合わせたときに表示される説明


コマンド:firefoxの起動コマンド


・端末で起動するときのコマンドを入力します。今回は事前にパスの通ったファイルにシンボリックリンクを作成しておいたので、コマンドは「firefox」となります。


・なお、今回はopenSUSE版のFirefoxショートカットに習って、実行ファイル名の「firefox %u」のように「%u」をつけていますが、これはなくても普通に起動します。
これはおそらく端末起動時の引数(端末起動時には開くページのURLを引数として渡せる)を表してるのだと思いますが、正確なことはわかりません。


shortcut-icon-1.png


(3)アイコンを変更する。


・ショートカットアイコンを視覚的に分かりやすくするために、以下の手順でアイコンをfirefoxのものに変更します。


shortcut-icon-2.png


「一般タブ」を開き、左の「?」アイコンをクリックして「アイコンの選択」ウインドウを開く。
             ↓
「その他のアイコン」を選択して「ブラウズ」をクリック
             ↓
開かれるファイルブラウザからFirefoxのディレクリ内の「icons」ディレクトリの「mozicon128.png」を開く。
(私の場合は「/usr/local/firefox/icons/mozicon128.png」のファイル)
             ↓
これにより、「アイコンの選択」ウインドウは自動で閉じ、アイコンがFirefoxのものに変更されます。


shortcut-icon-3.png


(4)[OK]をクリックしてウインドウを閉じる。

・以上によりアイコンが「フォルダビュー」の上に表示されます。



5.パネルにショートカットアイコンを作成

・デスクトップ上のアイコンをパネルまでドラッグしてドロップすれば、パネルにアイコンを作成できます。


以上でオリジナル版のFirefoxのインストールは完了です。
早速使ってみると、驚くべきことにopenSUSE版のFirefoxより数段軽快に動作しました。
特にスクロール時の重さは全くなくなりました。(firefoxとopenSUSEの相性のようなものがあるのでしょうか?)

ところが、このFirefoxではせっかくインストールしたプラグイン(AdobePlashPlayerやJavaなど)が使用できないという致命的な問題がありました。
いろいろ調べてみたところ、openSUSE11.2ではブラウザのプラグインが、他のディストリビューションと違うところにインストールされていることが原因のようです。

そこで、次回はFirefoxでプラグインを使用するための設定をしたいと思います。



なお、Firefoxを動作させるには以下のライブラリが必要のようです。


gtk+ 2.10以上
glib 2.12以上
pango 1.14以上
x.org 1.0以上


特にKDE環境では、gtk+がデフォルトでは入っていないこともありますが、SCIMなどを先にインストールしていれば依存関係を解決するために自動的にインストールしていると思うので、問題はないと思います。
ラベル:Linux KDE4 Firefox
posted by mechanical_doll at 05:00| Comment(0) | openSUSE11.2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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