2010年03月17日

「Quanta plus」を使ってみる

前回はKDEのWeb統合開発環境の「Quanta plus」をインストールしました。私はこのソフトを主にHTMLエディタとして使いたいと思ってインストールしたのですが、このソフトはWebプログラマーが使うような統合開発環境であるため、私のような素人ユーザには少し苦戦する部分も少なくありません。

そこで、今回は、「Quanta plus」の使い方を簡単にまとめておきたいと思います。




【プロジェクトの作成】


・「Quanta plus」ではプロジェクトという作業単位でwebページを作成し、webページに必要な要素(CSSやHTMLファイル、webページに埋め込む画像など)を一元的に管理する機能があります。
この機能を使えば、少し大きな規模のホームページを作成するときでも、サーバ上のディレクトリ構造を意識しながら作業できるので、円滑に作業を進めることができます。


プロジェクトの作成手順は以下のとおりです。


1.「プロジェクト>>新規プロジェクト」をクリックして「新規プロジェクトウィザード」を起動する。


2.新規プロジェクトウィザードの「プロジェクトの一般設定」で必要な項目を入力して[次]をクリックする。


quanta-howtouse1.png


「プロジェクトの一般設定」の入力項目は以下のとおりです。

[名前]

・プロジェクトを識別するための名前を入力します。


・この名前がプロジェクトファイルの名前になります。


[サーバの設定]


・自分のHDDにプロジェクトファイルとディレクトリ(フォルダ)を作成する場合は、プロトコルを「ローカル」にします。


・レンタルサーバなどのサーバスペース上にプロジェクトファイルとディレクトリ(フォルダ)を作成したい場合は、プロトコルを「ftp」にして、ホスト名とユーザ名、パスワード(必要な場合はポート番号)を入力ます。


[ディレクトリ設定]


・プロジェクトで作成するファイルを保存するディレクトリを設定します。


・「メインディレクトリ」はプロジェクトのファイルを保存するディレクトリでこの下にプロジェクトファイル、「テンプレート」ディレクトリと「ツールバー」ディレクトリが作成されます。


・デフォルトのディレクトリは、「テンプレート」が「templates」、「ツールバー」が「toolbars」になっていますが、これらは自分の好きな名前に変更することもできます。


[プロジェクトのソース]


・新規作成するプロジェクトに既存のファイルを追加する場合の取得先を選択します。


・通常は「ローカル/リモートファイルを追加する」を選択してローカルファイルからの取得にしておきます。


・既にサーバにアップロード済みのファイルを取得する時には「wgetを使ってサイトからファイルをダウンロードする」を選択して「次へ」をクリックすると、次でサーバからファイルを取得できるようです。


quanta-howtouse2.png



3.新規プロジェクトウィザードの「プロジェクトにファイルを追加」で、プロジェクトに必要なファイルを追加して[次]をクリックする。


quanta-howtouse3.png


・以前作成したプロジェクトディレクトリのファイルやディレクトリを引き継ぎたいとき場合には、「〜からファイルを挿入する」をチェックして以前作成したファイルを取り込みます。


・その他のファイルを追加したい場合は「ファイルを追加」、フォルダ(ディレクトリ)内のファイルをすべて追加したい場合は、「フォルダを追加」をクリックして追加します。



4.新規プロジェクトウィザードの「プロジェクトの補足設定」の必要項目を入力して[完了]をクリックする。


quanta-howtouse4.png

・作者名やemailアドレスなど、プロジェクトファイルに情報を付加します。個人でwebページを作成する場合は特に入力しなくても問題ありません。


・標準のDTD(ドキュメントのタイプ)や標準のエンコーディング(HTMLで定義する文字コード)も変更できます。
これらはテキストの新規作成時に変更できるので、特に変更しなくても問題ありません。


・「プレビュープレフィックス」は作成したHTMLドキュメントをプレビューするときに利用するもののようですが、専門的な知識がないと使いこなせないようです。(適当な文字列を入力するとプレビューが利用できなくなるので、私のような初心者は使わない方が無難です)


・すべてのユーザが利用できる領域に保存したテンプレートを、プロジェクトに取り込みたいときには「グローバルテンプレートの挿入」にチェックします。
おそらくこれは複数の人間でテンプレートを共有することを想定した機能だと思われます。
なお、グローバルテンプレートは「/opt/kde3/share/apps/quanta」ディレクトリに保存されています。


・通常、新規作成するプロジェクトディレクリには、2つのディレクトリ(templates,toolbars)と2つのファイル(projectname.session,projectname.webprj)が作成されますが、これらプロジェクトに取り込みたいときには、「ローカルテンプレートの挿入」をチェックします。


以上でプロジェクトがサイドバーに作成され、ツリー表示されるので、後は必要なところに右クリックでフォルダやファイルを追加しながら、Webページを作成していきます。(プロジェクトバーが表示されない場合は左サイドの上から2番目のアイコンをクリックすると表示できます。)





【強調表示モードの使用】


・「Quanta plus」では多数の汎用のプログラミング言語やスクリプト言語、マークアップ言語など様々なプログラミング言語を色分けして表示する「強調表示モード」に対応しています。



「ツール>>強調>>強調したいプログラミング言語」をクリックする。



・ただし、デフォルトではC言語やperlなどのキーワードが黒で表示されるように設定されているので、「設定>>エディタを設定>>フォント&色>>強調表示のテキストスタイル」でよりわかりやすくするために強調表示される文字の色を変更しておくとよいかもしれません。
なお、「設定>>エディタの設定」では、保存時の文字コードや改行コードを変更したり、ショートカットキーの変更したりできるので、必要に応じて変更しておきます。





【作成したHTMLファイルのプレビュー(ファイルを表示して確認)】



・HTMLファイルの作成中にファイルがWebページ上でどのように表示されるかを確認したい時にはプレビュー機能を利用します。
「Quanta plus」には、Webブラウザ機能もついているので、「Quanta plus」上でプレビューを実行できますが、firefoxやkonqueoerなどのWebブラウザでプレビューすることもできます。


(a)「Quanta plus」上でプレビューする場合


「表示>>プレビュー」をクリックする。


(b)Webブラウザなどの「Quanta plus」以外のアプリケーションでプレビューする場合


「表示>>外部プレビュー>>使用したいアプリケーション」をクリックする。



その他にも多数の機能がありますが、とりあえず以上の機能を覚えれば、後は普通のエディタのように利用できると思います。



posted by mechanical_doll at 05:00| Comment(0) | openSUSE11.2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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